| 2007/4/7 第10回 Nobody Can Stand On The Ice, Except You |
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女子アイスホッケーが初めて正式種目となった1998年長野オリンピック。
それまでの女子の大会では考えられないくらい、たくさんの応援メッセージや横断幕が張られていたアクアウイングに、ひときわ目立っていた横断幕がある。
その横断幕は、代表候補になりながらも選ばれなかった選手を含む、数名の選手が作ってくれたもの。
全国各地の女子アイスホッケー選手の思いがたくさんつまったその横断幕の言葉を、ギリギリのラインで日本代表に選ばれた私は、今でもはっきりと覚えている。
「Nobody Can Stand On The Ice, Except You」
この大会を観客席から見ていて、当時のことを思い出した。
あのとき、横断幕を作ってくれた選手の気持ちが、痛いくらいよくわかる。
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残り2試合、選手にとって体力的にも精神的にも一番きつい時だと思う。
世界選手権トップディビジョンでもJAPANメンバーとして戦ったことのある二本柳粧子は、
「A(トップディビジョン)だと体も頭も疲れるけれど、B(Division-I)だと、(プレーの)一瞬の判断にまだ余裕があるから頭の疲れはまだ大丈夫。でも、体の疲れ方が国内の大会とはやっぱり違う。」
と言っていた。
ここからが相手との戦いでもあり、そして自分自身との戦い。これからの2試合で佐藤監督が言っていた
「がんばれ」とは、あえて言いたくない。
でも、忘れないでほしい。
氷上に立つことができるのは、コーチやスタッフでもなく、応援している私たちでもなく、選手だけ。
大好きなアイスホッケーをこの場で楽しむことができるのは、日本代表であるあなたたちだけ。
プレッシャーを感じるのは当たり前のこと。
そのプレッシャーを楽しみ、そして自分自身を楽しませてほしい。
勝つために今まで苦しい練習をしてきたのだから、今は自分を苦しませずに試合を楽しんでほしい。
この日光霧降アイスアリーナに掲げられている横断幕。
そこにあるのは、選手20名全員の名前。
今、この氷上に立てるのは、あなたたちだけなのだから。
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