| 2007/3/31 第5回 夢と誇りを胸に |
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テストマッチも終わり、いよいよ最終調整の段階に入った各国の代表選手たち。フォトライブラリーでたくさんの写真を掲載しているので、ぜひこの機会に女子アイスホッケー選手に興味を持ってもらえたら、と思う。
女子アイスホッケー選手が普段どういった生活をしているのか、どういったサイクルで練習や試合をしているのか、知っているという方は少ないと思うので紹介しておきたい。
まず、たとえJAPANの選手であっても、日本女子アイスホッケー界でプロ選手、という立場の選手はいない。社会人としてフルタイムで仕事をしている選手、アルバイトで生活費を稼いで、できる限り自分の練習時間を確保している選手、そして高校生や大学生の学生選手。みんなそれぞれ、「二足のわらじ」を履いている。
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選手はそれぞれの所属チームで練習や試合を行っていて、主な国内試合の内容を見てJAPANのスタッフが候補選手を選ぶ。JAPAN候補合宿は毎年8月に行われる北海道・帯広合宿から始まり、シーズンに入ると1〜2週間の強化合宿や海外遠征、国際大会への参加などが数回予定されるのだが、社会人は有給を使って参加したり、学生は各学校へ「派遣願い」という文書を提出して、できるだけ欠席扱いにならないようにしたりと、周囲の方々に理解と協力を得て参加している。
より高いレベルを求め、海外にプレーの場を求める選手もいる。アイスホッケーの場合は、やはりカナダが一番人気。今回キャプテンを務める近藤陽子も、女子アイスホッケーの世界最高峰であるNWHL(National Women’s Hockey
League)を経験した一人だ。彼女はコツコツと貯金を貯め、トライアウトに見事合格し、カナダでのプレーを認められた。プロ野球選手やサッカー選手のように、身の周りの世話をしてくれる人や通訳がつくわけでもない。渡航費から滞在費まですべて自分でまかない、日常生活においてもすべて英語。アイスホッケーのプレーにおいてだけでなく、精神的にも強くなって帰ってきた。
近藤に限らず、今それぞれがいる環境で、みんな、できる限りの努力をしてきたはず。
「オリンピックに出たい。」
他の何かを犠牲にしても、その気持ちがあるから努力し、JAPANメンバーに選ばれた。その最初の結果を出す舞台がこの日光での世界選手権。今までのつらい練習を乗り越えてきたことを自信にして、世界への、そしてバンクーバー五輪への一歩を歩んでほしいと思う。
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