| 2007/3/27 第2回 初日の壁 |
JAPANだけでなく、どの女子チームにも当てはまることかもしれない。大会のために地元を離れ、遠征に行き、慣れないリンクでの練習初日。緊張感か、それとも別のメンタル的なものなのか?練習を見ながら、「私もそうだったな、変わってないな」と苦笑いしてしまったのだが、まだプレーにかたさが見られた。
日光での初練習は基礎的なパス・レシーブ、そしてシュートドリルのメニューが中心だった。これからの2週間を考えると、初日の今日はウォーミングアップ。だけれども、それにしてもパス・レシーブのミスがところどころで目に付いてしまった。久しぶりに見るJAPANの練習だったので、どんな練習メニューなのか、みんなの状態はどうなのか、若手組がどのくらいレベルがあがったのかなど、頭のスイッチを切り替えてホッケーモードにしたのはいいが、自分の経験と照らし合わせると、「初日独特の雰囲気」というやっかいなモノが存在していたことを思い出した。
「もっと集中しろ」
何度、監督やコーチに言われたことか。チームの練習にしろ、JAPANでの練習にしろ、集中していないわけではないのに、初日はなぜか体がついてこない。パックが手につかない。JAPANに入りたての頃は特にそうで、だからなのか、自然と若手組に目がいき、「もっとできる選手だよな、あの子は。やっぱり緊張してるのかなぁ」と親心のような気持ちで見てしまった。
でも、悲観することもあせることもない。ピークを試合に持っていければそれでいいのだ。今の自分の状態を確かめ、修正する時間はまだまだあるし、そしてその修正を自分でしていけるのがJAPANメンバーの一員である証拠。この「初日の壁」は大会に向かう儀式だと思えばいい。初日さえ乗り越えさえすれば、体と心は徐々にほぐれていくはずだ。
まだ観客も報道陣もいないリンクで練習を見ていたが、観客席まで聞こえる、シュートを入れたときの歓喜の声や、逆にシュートを外したときに聞こえるひやかしの声。そうだ。こうやって、一人ひとりが感じている独特の緊張感の中、みんなで盛り上げていくのがチームJAPAN。その笑顔と明るい声もあの頃と変わっていない、彼女たちの強さだ。
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