2007 IIHF 世界女子アイスホッケー選手権ディビジョン I オフィシャルサイト
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あゆみ'S EYE 〜佐藤 あゆみ 大会コラム〜
 
2007/3/26 第1回 あの悔しさを晴らすために
直前合宿初日の夜。宿舎のミーティング会場に、ぞくぞくと選手が集まってきた。私がこの世界選手権オフィシャルサイトでコラムを担当することになったことは、ほとんどの選手がまだ知らずにいて、会場にいる私を見つけると「あゆみさん、八戸からわざわざ見に来たんですか?」とびっくりする選手もいた。JAPANメンバーの彼女たちとはついこの間(といっても、もう3年ほど前になってしまうけれど)まで一緒にプレーしているし、中には元チームメイトもいる。 大会前でピリピリしているかな、とちょっと不安だったが、以前と変わらない笑顔で彼女たちから話しかけてくれた。

「ああ、そういえばこういう雰囲気だったな」
ミーティング会場に入った瞬間、懐かしく思った。ノートと筆記用具持参。「JAPAN」の文字が入ったスウェットやジャージ。仲間たちとの雑談。その和やかな空気も、コーチの話が始まると、ピリッと引き締まり、一変する。

あの、独特の緊張感漂うJAPANのミーティングも、今思えば貴重な経験だ。長野五輪、世界選手権、そして、ソルトレイクシティー五輪予選…。「JAPAN」メンバーだった数年間、アイスホッケーだけを追いかけていた数年間、彼女たちを含む仲間とともに、泣き、笑い、戦ってきた。試合に勝った喜びよりも、負けた悔しさが残るのが「JAPAN」。そして、その悔しさを晴らしたくても、リベンジしたくても、選ばれなければ、その機会さえ与えてもらえないのが「JAPAN」。「JAPAN」メンバーに選ばれたということは、勝つために必要な選手だということはもちろんだけれど、「悔しさを晴らすチャンスを得た選手」なんだな、とふと思った。今この世界選手権で選ばれた選手20名も、きっとそう。ベテラン組は、長野五輪や五輪予選で負けたときの悔しさ、若手組は、もしかしたら、「JAPAN」に選ばれても試合に出られなかったときの悔しさかもしれない。そのすべての悔しさを、できればこの日光で晴らしてほしい。一人ひとりが、みんなが力を出し切れば、結果はきっとついてくる。

ミーティング会場では、私たちオフィシャルサイトのスタッフを選手に紹介してもらったのだが、久しぶりに会った仲間たちと、あの独特の雰囲気に触れ、私も忘れていた色んな悔しさがこみ上げてきた。
私は私のやり方で、悔しさを晴らしていこうと思う。
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